忙しさに疲れたときに。心をそっと癒す3つの方法

心の整え方

朝、目覚ましの音で飛び起きて。

着替え、朝ごはんの準備、子どもの送り出し、出勤準備。

気づけば一日が始まっていて、自分のことは二の次。

職場に着けば、次から次へと飛んでくる仕事。

夕方になっても頭の中はフル回転。
帰宅してからも、洗濯の取り入れ、夕飯、子どものお風呂、明日の準備…

そんな日々を送っていると、心のどこかでふと
「このままでいいんだろうか」
「自分の時間って、どこにあるんだろう」
という思いがよぎりませんか?

それでも、誰にも弱音を吐けず
「がんばらなきゃ」と気を張り続ける——

そうしているうちに、心がどんどん疲れていくのです。

「忙しさに疲れる」とは、どういうこと?

忙しさに疲れるって、単純に「やることが多い」ということだけではありません。

たとえばこんな状況、ありませんか?

  • ごはんを食べながらスマホでメールをチェックしている
  • 休日も、頭の中では「あれやらなきゃ」「これもあったな」と考えごとばかり
  • ぼーっとしたいのに、何もしていないことに罪悪感を覚えてしまう

本当は体だけでなく、心にも“休息のスイッチ”が必要なんです。

ただ、現代はそのスイッチを入れるのがとても難しい。

だからこそ、意識して“心を癒す時間”を取ることが、
疲れを溜めすぎない秘訣になるのです。

心を癒す3つのシンプルな方法

ここでは、毎日5分以内でできる
「忙しい人のための心の癒し方」をご紹介します。

どれも、今日からすぐに始められるものばかりです。

1.「1分間だけ、呼吸に集中する」

たとえば、トイレに立ったとき。

仕事の合間のエレベーター待ちの時間。

そんな“スキマ時間”に、たった1分だけ
深く呼吸してみてください。

  • 鼻からゆっくり吸う(4秒)
  • 2秒止めて
  • 口からゆっくり吐く(6秒)

これを3回くり返すだけで、
心拍がゆるやかになり、気持ちが落ち着いてきます。

私は仕事の合間に、よくベランダに出てやっています。

外の空気を吸いながら、何も考えずに深呼吸。

これだけでも、頭の中のモヤがすーっと引いていくのを感じます。

2.「自分だけの“癒し習慣”を作る」

疲れたときに思い出す、あの香り。
なぜかホッとする、あの曲。

あなたにも、きっとそんな“心がゆるむ瞬間”があるはずです。

たとえば、こんなことを習慣にしてみませんか?

  • 毎朝、お気に入りのマグで紅茶やコーヒーを飲む
  • 夜寝る前に3分間だけ、好きな本を読む
  • 部屋にお気に入りのアロマを焚く
  • 窓辺で外の風を感じる

癒しのポイントは、“自分にとって心地よいかどうか”。

正解はありません。

「これ、好きだな」
「これをするとホッとする」

そう思える何かを、毎日の中にひとつだけ取り入れてみてください。

3.「早く寝る努力をしてみる」

これは、私自身が今一番意識していることです。

子どもを寝かしつけた後、
ついダラダラとスマホを見たり、動画を流したりしてしまいます。

でも、ある日ふと気づいたんです。

「この時間、本当に自分を癒せているのかな?」って。

そこから意識的にスマホを早めに手放し、
眠る前は部屋を暗めにして、温かいお茶を飲んでいます。

30分早く寝るだけでも、朝の目覚めがまるで違うんです。

心の疲れは、体の疲れが取れることで自然と癒されていくこともあるんですよ。

小さな癒しで、なんとかやっています

私は50代後半、幼稚園児の息子と妻と3人暮らしです。

昔はもっと自分のペースで生活できていましたが
今は毎日がフルスピード。

育児も家事も、年齢的に体力が追いつかず
「若いときと同じにはいかないな」と感じることが多いです。

そんな中、私の癒しは“早く寝ること”と“朝の緑”

早起きしてコーヒーを淹れ、ベランダに出て
近くの山の木々を見るのが、私の朝の習慣です。

視力があまりよくないので、木々はぼやけて見えます。

でも、そのぼんやりとした緑が
逆に心をやわらかくしてくれるんですよね。

癒しって、特別なことじゃなくて
日常の中にある“小さな時間”なんだと実感しています。

ちょっとした“癒し”リスト(忙しいあなたへ)

すぐに取り入れられる
「心を癒すちょっとした習慣」をご紹介します。

  • 深呼吸を3回するだけ
  • 「ありがとう」を誰かに言ってみる
  • 静かな曲を流しながら5分間、目を閉じる
  • 夜、電気を少し暗くして過ごす
  • 湯船に10分だけでも浸かる
  • 「今、がんばってるね」と自分に声をかける

どれか一つでもいいんです。

あなたの中に“心を癒すスイッチ”があることを
ぜひ、思い出してみてくださいね。

おわりに:心が疲れたとき、自分を許すこと

疲れているとき、人は「がんばりすぎてしまう」ものです。

でも、ちょっと立ち止まって
「疲れてもいいよ」
「休んでも大丈夫だよ」
そう言ってあげるだけで、心は少し軽くなります。

忙しい毎日でも、自分を癒す時間は“つくるもの”。

ぜひ今日、1分だけでもいいので
あなた自身の心に、やさしい時間をプレゼントしてみてください。