心をほどく香りのちから
朝、目を覚ましたとき。
ふとした瞬間に感じる香りが、
昨日の疲れや心のざわめきをすっと静めてくれることがあります。
そんな経験、ありませんか?
わたしは50代の再スタートをきったころ、
香りの力にずいぶんと助けられました。
それまでは“香りなんて女性のもの”と
どこか思っていたのですが、
ある朝、ふと香ったラベンダーの香りに
不思議と涙が出そうになったのを、今でも覚えています。
癒しが足りない毎日、感じていませんか?
- 「朝からなんだか気が重い…」
- 「仕事や家事でクタクタ」
- 「ゆっくりできる時間がない」
そんな風に感じることはありませんか?
実は、わたし自身もそうでした。
特に離婚を経験した後の数年間は、
毎日を「やり過ごす」ように過ごしていたんです。
ですが、再婚して家族との暮らしが始まると、
“心からくつろげる空間”が必要になりました。
とくに、幼稚園に通う息子が
「パパの部屋ってやさしいにおいがするね」と
言ってくれたとき、
この子にも香りが届いているんだと感じたのです。
暮らしに香りを取り入れる3つの方法
香りを楽しむといっても、
アロマの知識が必要なわけではありません。
簡単に、手軽に、それでいて深い癒しが得られる方法を
以下にまとめました。
朝に“香りのスイッチ”を入れる
朝の5分、カーテンを開けたあとに
アロマスプレーを空間にシュッとひと吹き。
おすすめは以下の香りです:
- ペパーミント:頭がスッキリします
- グレープフルーツ:前向きな気分に
- ユーカリ:呼吸が深くなります
※朝の香りは、1日の調子を整えるカギになります。
夜は香りでリセットする
おやすみ前の5分間、
部屋の照明を落とし、
ピローミストやお香で自分をゆるめてみましょう。
とくにおすすめは:
- ラベンダー:副交感神経を優位に
- サンダルウッド:心の深い部分を落ち着かせます
息子が寝静まった後、
妻と香りを楽しむ時間も
わが家の大切な「癒しの習慣」になっています。
外出先でも香りと一緒に
仕事や移動の合間にも
アロマロールオンやハンカチに垂らす精油で、
香りを持ち歩いてみませんか?
たとえば、打ち合わせの前にローズマリーを一滴。
集中力が高まり、自信をもって臨めます。
香りがくれた“再スタートの勇気”

離婚を経て、自分に自信を失っていたころ。
ラベンダーの香りをディフューザーで焚いてみたのは、
家の中が寂しすぎたからでした。
でも、その香りのなかで
だんだんと心がほどけていったのです。
香りは、“自分を思い出す鍵”だったのかもしれません。
今では、息子と一緒に
「今日は何の香りにする?」なんて話すことも増えました。
香りの選び方と注意点
初心者の方でも迷わないように、
香り選びのコツをお伝えします。
香りを選ぶ3つのポイント
- 香りの“目的”を決める(リラックス、集中、気分転換など)
- 本物の精油を選ぶ(「100%ピュア」表記のあるもの)
- 強すぎないものを少量ずつ試す
香りは“やさしく”感じられるくらいがちょうどいいのです。
まずは今日、香りをひとつ
たとえば、今この記事を読みながら
ほっとひと息ついているあなたへ。
「今日から何かを変えたい」と感じているなら、
香りを取り入れることから始めてみませんか?
ひとつの香りが、あなたの“心のスイッチ”を優しく押してくれます。
わたしが愛用しているアイテムも、
このブログの中でいくつかご紹介しています。
気になる香りがあれば、ぜひチェックしてみてくださいね。
